MSIのゲーミングノートPC「GF63 Thin 12VF」のBIOS(ファームウェア)およびIntel MEのアップデート手順を備忘録としてまとめました。
BIOSの更新はシステムの安定性向上やセキュリティの強化に繋がりますが、手順を誤るとPCが起動しなくなるリスクもあります。本記事を参考に、慎重に作業を進めてください。
⚠️ 注意事項:
BIOSアップデートは自己責任となります。作業中は絶対に電源を切らないでください。必ずACアダプターを接続した状態で作業を行ってください。
1. 事前準備
BIOSを更新する前に、以下の準備を必ず行ってください。
- ACアダプターの接続: 作業中のバッテリー切れを防ぐため、必ず電源に繋ぎます。
- BitLockerの無効化: Windowsのデバイスの暗号化(BitLocker)が有効な場合、更新後に回復キーを求められることがあります。事前にオフにするか、回復キーを控えておきましょう。
- Wi-Fiドライバの更新: 特定のバージョン(例:23.60.1.2以降)のIntel Wi-Fiドライバが要求される場合があります。MSI公式サイトの注意事項をよく読み、デバイスマネージャーから事前にドライバを更新しておきます。
- USBメモリの準備: フォーマット済みのUSBメモリ(FAT32形式)を1本用意します。
2. BIOSファイルのダウンロードと配置
- MSIの公式サポートページから、お使いのモデル(GF63 12VF)の最新BIOSファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。
- 中に含まれているBIOS本体のファイル(例:
E16R8IMS.117といったファイル名)を、FAT32でフォーマットしたUSBメモリの一番上の階層(ルートディレクトリ)にコピーします。
3. M-Flashを使ったBIOSの更新
いよいよBIOSの書き換えを行います。
- USBメモリをPCに挿したまま、Windowsを再起動します。
- MSIのロゴが表示されている間にキーボードの [Delete] キー を連打し、BIOS設定画面(Click BIOS)を開きます。
- 画面下部にある 「M-Flash」 をクリックします。
- 「System will auto reboot and enter flash mode...」というメッセージが出るので 「Yes」 を選択します。
- PCが再起動し、M-Flashの専用画面が立ち上がります。左側のリストから対象のUSBメモリを選択し、右側に表示されたBIOSファイル(
E16R8IMS.xxx)を選択してEnterを押します。 - アップデート開始の確認が出るので「Yes」を選択します。
🔥 重要:
プログレスバーが100%になるまで、キーボードやマウス、電源ボタンには絶対に触れないでください。ファンが高速回転することがありますが正常な動作です。
完了すると、「Flash update completed. Press any key to reset the system」と表示されます。適当なキーを押すとPCが再起動し、Windowsが立ち上がります。(最初の起動には少し時間がかかります)
4. Intel ME (Management Engine) のアップデート
MSIのPCの場合、BIOS本体の更新とは別に、Windows上で「Intel ME」のセキュリティアップデートを行う必要があるモデルが多いです。
- MSIのサポートページから「Intel ME Update Tool」をダウンロードし、解凍します。
- フォルダの中にある
MEfwUpdate.batというバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」します。 - コマンドプロンプトが立ち上がり、自動的に書き換えが始まります。「16%」などでしばらく止まって見えることがありますが、フリーズではないのでそのまま待ちます。
- 「100% [ COMPLETE ]」になり、PCが自動的に再起動すればすべての作業は完了です!
まとめ
最後に、Windowsの検索バーから「システム情報 (msinfo32)」を開き、「BIOSバージョン/日付」が更新したバージョン(例:E16R8IMS.117)になっていれば成功です。
これで、最新のセキュリティと安定性を備えた環境で快適にゲームや作業に集中できますね!

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